今日は私の失敗トレードのお話です。

相場が大きく動く要因のひとつにみなさんご存知のアメリカの経済指標の発表があります。

その中でもひときわ世界中から注目されるのが
「非農業部門雇用者数」です。景気動向との連動性が非常に高い為、最も注目されます。

この雇用統計の発表と同時におおきく一瞬でチャートが上下動する様を
見たことがあれば「これを利用すれば大儲けだ。」と思ったことがいちどはあると思います。

しかし現実はデモトレードで試してみるといいですが発表直後はなかなか注文が通りません。
仮に通っても自分が意図したところとは、かけ離れたところで注文が通ってしまいます。

そこで、結構多くの人が試すのがOCO注文を駆使した指標トレードと呼ばれるものです。

「OCO(オーシーオー)注文」とは、一度に二つの注文を出して、
指定レートになったら売り注文、買い注文が約定されるという注文方法です。
二つの注文のうち、相場に対して有利な注文条件のどちらか一方が約定すれば、
もう一つの注文は自動的にキャンセルされるという、何とも都合の良い注文方法なのです。

これを利用してどちらに動くかわからない指標発表を待ち伏せするというトレードです。

やりかたとしては
指標発表前の数分前に現在値に対して10~20pipsほどはなして上には買の逆指値注文
下には売りの逆指値注文をそれぞれ入れておくわけです。

そして指標発表があり、どちらかに相場が動き出せば一つが約定、
一つが自動キャンセルとなるわけです。
たとえば売りが約定したとすれば買い注文は自動キャンセルとなるわけです。

後はチャートを見ながらお好きなところで成り行きで利確してください。

ここまで読むと、とても簡単で儲かりそうだと思うでしょ。
やり方次第では儲かるんだけど、これにはシステム上のブローカーの約定率がものをいうので
誰でも簡単にというわけにはいきません。

とにかく流動性が高く意図したポイントで注文が通りません。

そして、特に雇用統計の発表の際には月に一度のお祭り騒ぎで世界中のプロの人々が
この瞬間に一斉にしのぎを削っているのですから、個人投資家のような存在が
そんなプロの世界に下手に手を出すと大やけどをします。

でもせっかく大きく相場が動くのだから何とかものにできないかと考え、
そんな理由から私は大勢が判明してからの戻りや押し目を狙うようになりました。

それがなかなかいい成績で30pipsくらいならとれるようになりました。

トレードノートを開くと
2012年6月1日(金)米・雇用統計発表の日です。
市場予想を下回り発表と同時にドル円は大きく下げだしました。
グググッと下げてはちょいと止まりまたググググッと勢いよく下がっていきます。

koyoutoukei

雇用統計発表後15分ほど経過しました。下げ止まり、徐々に髭をつけて戻り始めました。
急落から半分ほど戻したあと私は売りエントリーしました。

エントリーした後、思惑通りまた、グングン下がっていきます。
「よし狙い通りだ!いくらで利確してやろうか?」
と考えていたのも束の間、ふと損益表示に目をやるとグングンさげてプラスになっていた
損益が突然、マイナス表示になっているのです!!

なんじゃこりゃあ??すると、次の瞬間、一気にロウソク足は陽転上昇!!!
全く何が起きたのかわかりませんでした。

ハイッ損失拡大!あわてて成り行きで損切するもマイナス70pips程いかれました。

結局、実際に何が起きたのかはわかりませんが雇用統計の発表は
市場予想を下回ってドル円が瞬間下げたのは事実です。

しかし、その後、介入かヘッジファンドか知りませんが大きな力でねじ伏せられたのです。

このように雇用統計の発表時には世界中の猛者、兵どものしのぎを削る戦場なので
一概に市場予想を上回ったから上昇とか、下回ったから下落とは
必ずしもなるわけではないのです。

これ以来、私は雇用統計の発表後1時間以上はエントリーしないことを
自分ルールの一つにしました。

まとめ



OCO注文の指標待ち伏せ手法や指標発表直後の戻り、押し狙いも
うまくいくこともあるがシステム上のブローカーの約定率に依存する面が多く
お勧めできない。ロット数をホント小さくして遊びでやることもしたが大した儲けにもならず
むなしいだけ、潔く静観するのが良い。

雇用統計などの流動性の高くなる指標発表時は下手に手出しすれば大やけど
静観して、数時間おいてから参入するか冷静に考えることが重要ではないでしょうか!


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